マタニティーのはぐくみゅーじあむ♪ in 新秋田県立美術館

5月17日。新秋田県立美術館の企画[リラクゼーションアートの時間]を開催しました。

フットバスオイル作りを通してアロマに親しみ、これから訪れる新しい命との暮らしに思いを馳せるリラックスタイムをマタニティーのみなさんと過ごしました。妊婦さんが10人。誕生月は様々ですが、ふっくらしたお腹と優しいママの微笑みに私が癒されてきました。

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最初に美術館の方から、美術館を子供と一緒に楽しむ方法や施設の案内等が有り参加者のみなさんはメモを取りながら聞き入っておられました。新秋田県立美術館には一階に授乳室があるほか、ベビーカーを押していても気を使わなくて済む大きなエレベーターがあったり、外のにぎわい広場では広々走り回ることもできます。子供と参加できるワークショップの開催や、展示内容なども子供にもわかりやすい工夫などもあって、美術館という堅苦しいイメージがどんどん変わって親しみ易くなっている気がしました。

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私自身も子供が小さい時には子供が騒いで周りの人に迷惑がかからないようにという思いと、自分が行きたい気持ちより子供が喜ぶ場所へのお出かけを選んできたので、静かに鑑賞をする美術館には脚を運ばなかったことが、懐かしくももったいない気持ちになりました。

会場は美術館一階のレクチャールーム。県民ギャラリーからもガラス張りで講座の様子をご覧になっている方もいました。天井が高いので音が非常に響き、できたばかりの新しい建物の匂いがする、いつもとは全く違った環境で、私も参加者の皆さんも少し緊張しながらのスタートでしたが、精油便の蓋を開けた瞬間にみんなの顔が笑顔になり、初めて同席している参加者のみなさんと打ち解けていくのが分かりました。

今回フットバスオイル作りを提案したのは、一般的な入浴剤としてアロマを使うことはよく知られていますが、フットバスやハンドバスなどでもっと手軽に、ゆっくり全身浴をすることが難しい時でも香りを嗅いでリラックスが得られる事を体感していただきたかったことと、作用が穏やかな部分浴で妊娠授乳期でも安心して使うことのできる香りの種類を知っていただきたかったからです。今回の講座で準備したのは妊娠産褥期だけでなく、家族みんなの健康維持に役に立つ精油をセレクトしていきました。

オレンジスイート:ベルガモット:ラベンダー・アングスティフォリア:ティーツリー:ローレル:プチグレン:ローズウッドの7種類を自由に嗅いでいただき、気に入った香りでブレンドをつくていきます。最初はブレンドの比率などは考えず、どの精油を使いたいかからスタートしますが、みなさん直ぐに選ぶことができ完成したブレンドに大満足の様子でした。

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講座のあとは二階の水庭を眺めるミュージアムラウンジの一角をお借りしてハーブティーを楽しみました。カフェインによる胎児への影響を心配してコーヒーや紅茶を避ける傾向にあるマタニティー期に、ハーブティーの美味しさやその効能を再発見する方が多いと思います。私もその一人でしたが、様々な効能のあるハーブを知ることでこれからの子育てにも役立っていく体験をしていただけたのではと思います。

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最後にはみなさんの共通の話題、出産や体調に関するお話で盛り上がりすっかり打ち解けてリラックスした時間を過ごしていただけました。元気な赤ちゃんとともにまた再会出来ると嬉しいです。