雨上がりのラボーテガーデン
ペパーミント

ペパーミント

雨上がりの朝にいつものようにベランダのハーブの様子を見ようと扉を開けたとたんに、強烈なミントの香りが部屋に飛び込んできました。ミント類は葉や茎の表面にある細かい毛のような部分に刺激を受けると、独特のスーッとする芳香成分を放出します。朝まで降っていた雨と強い風が刺激となって、ミントたちは香りを放っていたのでした。そして湿度が高いためでしょうか、葉の色がとても濃く、生き生きして見えました。小さなプランタの中でも太い地下茎をのばし、新たな葉を出そうとしているその生命力の強さと言い、類まれなる香りと言い、素晴らしい植物と同じ職場にいることが、とてもうれしくなります。

マートル
マートル

一方、マートルの苗は購入時のほぼ倍の大きさに成長し、やわらかな新芽もたくさん出てきています。

雨風が心配だったので、室内に入れて過ごさせました。
白く可憐で素晴らしい香りの花が咲くということで、まだ見たことのないマートルの開花の姿がとても楽しみです。
フトモモ科の植物は乾燥を好み、寒さに弱いのが特徴なので、湿度温度管理に注意して、大きく育てたいです。
植物の日々の変化や、香り、季節の移ろいなど、なんとなく暮らしていたら気がつかない事かもしれません。面倒くさいから、植物とは係わらないという考えの方もいると思いますが、ハーブとの暮らしは生活に変化をもたらしてくれます。一鉢のハーブでも、きっとマイナスにはならないでしょう。
アロマテラピーは植物の作り出す芳香物質を使った、芳香療法です。植物全体を感じることもアロマテラピーではないかと思います。