初夏の風が膨らんだラベンダーの蕾を揺らしています。6月のアロマクラブはラベンダー・スーパー精油を特集します。6月最初のアロマサークルではルームアロマを作りました。午前中から気温がどんどん上がって暑くなりそうな日だったので、ラベンダーをより軽やかに香らせるブレンドをお勧めしました。ラベンダーとのブレンドに紹介した精油はレモングラス・ベルガモット・ローズマリー・アルベンシスミントなどおよそ10種類。初めて参加の方から、「だんだん、どれがどれだか分らなくなる~」という声が上がりましたが、香りをしみ込ませたムエットを持って、「どの香りが好き?」と心に問いかける時間は、日常から少し離れることができるリフレッシュタイムになったようです。昨年収穫して乾燥させたラベンダーは、そのままでもいい香りを楽しませてくれています。ラベンダーは万能薬と呼ばれるほどたくさんの薬理作用があります。香りの成分に含まれるエステル類には血圧を安定させる作用や、痛みや炎症を抑える作用があります。また抗菌効果も高く、様々なシーンで活用できるハーブです。精油は植物の香りの成分だけを抽出し、有効成分を高濃度に含んだ物質なので、その一滴は何百倍もの原料植物からの恵みを分けてもらえる、まさに命のしずくなのです。7月2日に秋田市立泉小学校PTAのお招きで、保護者の皆さんにアロマテラピーの講座を開催することになりました。まだまだ知られていないアロマテラピーの魅力を、子育て中のお母さんたちにご紹介できる機会を持てることは、とてもうれしく思います。多くの方にアロマテラピーの素晴らしさを感じていただきたいと願っています。エコが流行でなく習慣になって行くように、アロマテラピーも生活の一部になってくれば、より心身ともに健やかに過ごせるはずです。実践できる知識と、環境の整備をお手伝いできたらという思いで、講座の準備をしています。 先日千秋公園で行われた「千秋茶会」に、アロマクラブメンバーの方からのお誘いで出かけてきました。素晴らしいお天気とロケーションの中、野点を楽しんできました。普段の生活では味わえない雅な世界で、ほんの数時間ではありましたが、たくさんの深呼吸をしたような気持ちになりました。沢山の人出があり、美しい和装姿に目を奪われながら園内を散策しました。さつきは過ぎてしまいましたが、藤が見ごろになっていました。藤の香りはアカシアほど甘くはないのですが、はちみつのような優しい香りがしました。