NARD JAPANは山梨県甲府市にあります。広大な農場でさまざまな芳香植物を無農薬で育てて、安全な精油の基準を研究し、さまざまな情報をダータ化し安定した品質の精油を流通させている仕組みを学びました。これだけの種類の芳香植物を見るのは初めてです。全国から約三十人の研修生が集まり、最初に第1農園の植物の説明を受けました。それぞれの植物を触って、香りを嗅いで、説明を聞きメモを取り、そして撮影をする。とにかく種類が多くて、不器用な私は興奮でフラフラになりそうでした。
農場見学の後、ティーツリーレモンをつみ取りました。水蒸気蒸留をするためです。枝の部分を一緒に釜に入れてしまうと品質が落ちてしまうので、芳香物質の含まれている葉の部分だけをつみ取って行きます。水蒸気蒸留の過程を経て精油が出来るまでの流れを体験しました。
みんなの手でつみ取ったハーブが、精油となって目の前に現れたのにはとても感動しました。そして素晴らしい香りがしました。この後一ヶ月ほど熟成させることで、濃厚で力強い安定した精油になるのだそうです。このほかにも多くの貴重な体験ができました。農場には図鑑でしか見たことの無い精油原料の植物が、生き生きと葉を揺らし、のびのびとした生命力を感じる事が出来ました。この体験は少しずつ紹介していきますね。