こどもとアロマテラピー

マスクをする日常が長くなり、香りを感じることが少なくなっているこの頃。マスクを外せる状況の時には香りを感じて、ストレスの緩和にためのアロマテラピーを実践してみてはいかがでしょう。

 

現代の子供たちは、大人と同様に多様なストレスに晒されています。
健やかな子供の成長を願わない親はいません。子供たちの心身の健康を維持するため、子育て中にアロマテラピーに興味を持つ方は少なくありません。しかし、何の予備知識なく精油を使用することは危険な場合があります。

 

小さな子供にアロマテラピーを実践する際は注意が必要です。年齢別に注意したい点は違っています。

☆3歳以下の乳幼児・・・

穏やかに香らせる芳香浴や、十分に精油を希釈した上で沐浴に使用する場合のみ使用します。その場合にも神経毒性や皮膚刺激の心配がある精油は避けましょう。

咳や鼻水、精神的興奮を鎮めたり、安心感を与える目的で使用したい場合には、保育にあたる保護者が胸元や手首に香らせて一緒に香りを感じることは効果的です。

 

☆3歳から6歳の幼児期・・・

芳香浴や沐浴以外に、精油を十分に希釈した状態(0.5~1%程度)で塗布することができます。皮膚トラブルなどにも精油を使うことができます。ただ、アロマテラピーを過信せずに医師の診断を仰ぐことも重要です。

 

☆6歳から15歳の学童・青年期・・・

成人と同じように精油を使用することができるようになりますが、皮膚塗布する場合は希釈濃度を成人の半分程度にするのが安全です。

 

心が不安定になる時期には安心できる香りを意識して使用し環境を整えたり、体調や肌の状態によって適切な精油を選べることは、親子ともにメリットしかありません。

親子で一緒に香り選びを楽しんだり、使い方を伝えていくことでお互いに豊かな時間を過ごすことができると思います。子育てにアロマテラピーをぜひ取り入れてみてください。