アロマで女性ホルモンのゆらぎを和らげる

女性は年齢やライフスタイル、周期的に繰り返されるホルモンの増減による体調や気分のゆらぎに影響されることが少なくありません。

「寝込むほどではないけれど調子が悪い。。。」そんなときに力になってくれるのがアロマテラピーです。

女性らしさを作り出すホルモン「エストロゲン」は主に卵巣から放出されますが、元をたどると脳の視床下部が指令を出しています。脳の視床下部は自律神経の中枢でホルモンのコントロールを含め、体の中のあらゆる機能の司令塔になっています。

アロマテラピーは香りを感じることで心身に変化を与えることができる療法ですが、それは香りを感じる嗅神経が素早く視床下部へ刺激が伝わるためにおこる現象です。作用させたい部分に塗布して、吸収することで得られる効果もありますが、多くの場合嗅覚からの反応が大きく影響すると考えられています。

 

★好きな香りを嗅いだ時・・・筋肉の緊張が緩み、血管が拡張し血圧が安定する。幸福感や安心感で気持ちが楽になる。

★嫌いな香りを嗅いだ時・・・息を止めるように呼吸が浅く乱れる。不快な気持ちになる。

好きな香りを味方につけてストレスをコントロールすることは、様々なストレスにさらされている現代女性には必要なことかもしれません。しかしライフステージによっては使用を控えたい精油があります。妊活中、妊娠・授乳中、血圧が高い時、処方薬を内服している時などは充分に注意して精油を選ぶようにしましょう。

どんな時でも安心して使用できるタイプの精油もあります。特に柑橘系の精油は様々なシーンで安心して使用できます。

エストロゲン作用のあるクラリーセージ精油のように、生理周期の影響で体調がすぐれないときにタイプの精油も有ります。ホルモン様作用のある精油を使用する場合には注意が必要です。安全に使用できるかを確認してから使用することをおすすめします。

アロマテラピーで自分にとっていい環境づくりを心掛け、スムーズな毎日を迎えたいですね。

調子が悪い時こそ、深呼吸をして心地いい香りを深く感じましょう。