「精油の救急箱」講座をスタートしました

六月になってあちこちでバラが咲いているのを見かけます。サロンのバラはまだ蕾ですが、たくさんの蕾を見るだけでもわくわくします。p6060038先日「精油の救急箱を作ろう」という講座をスタートしました。ご自宅で救急箱を常備している方は多いと思いますが、一般の医薬品は治療目的が限られていて、以外に封を開けずに消費期限が過ぎてしまうことはありませんか?精油には様々な薬理効果があり、用途が大変幅広いので使えなくて捨ててしまうことはありません。精油に消費期限はもちろんありますが、期限切れの精油は肌につけることを避け、香りを楽しむことに使用することができるからです。p5130737たとえばラベンダー精油は火傷や虫さされなどの皮膚トラブルから、筋肉痛や腰痛といった痛みに対して、また不眠や不安など神経系のトラブルまであらゆる症状に有効に働きます。今回の講座ではラベンダーのように利用範囲が広く、親しみのある香りを8種類セレクトして勉強しています。8種類の精油は自宅で楽しめるように10ml瓶でお持ち帰りいただいています。その他のセット内容は、キャリアoilとしてスイートアーモンド油50ml、中性ジェル100ml、ビーカー、セラピストバックです。このセットがあれば家庭で十分なアロマテラピーを実践することができる内容にしました。この講座は3月の震災の際、私自身が手元に精油があってよかったと感じる場面がいくつもあったからです。停電の中、何度となく訪れる余震、連絡が取れない家族、興奮して大騒ぎの子供たち、不安になるような被災地の情報だけがラジオから流れ、平常心を保つ事はとても困難なことでした。そんな状況下で私を救ってくれたのは普段からバックに常備している数本の精油でした。自分自身が香りで落ち着きを取り戻すことができたので、子供たちにも「好きな香りを嗅いでごらん」と枕に香りをつけて眠らせました。寒くて真っ暗な夜でしたが、ラベンダーの香りで眠っている子供たちを見ていたら、「大変だけど、きっと大丈夫!」という気持ちになりました。震災後一週間ほど物資が十分に手に入らなかった状況もありました。幸いにもある程度の備蓄があったので我が家では全く影響はありませんでしたが、そんな状況で身近に病人やけが人が出たらなおさらのパニックになっていたことでしょう。震災を経験したことで精油をより多くの方に活用していただきたいと強く感じ、この講座を開講することにしました。思いが形となって皆様にお届けできることを幸せに感じます。今後も多くの方にアロマテラピーの素晴らしさを体感していただきたいので、ご興味のある方は是非ご参加ください。次回の開校予定は7月1日(金)10:00~11:30です。少人数で開講していますので希望の日程をご相談ください。